訪問看護ステーションでのナースの仕事

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訪問看護ステーションの1日を追跡して勤務したつもりになってみましょう。
訪問ナースのお仕事ってこんな感じです。

訪問看護で働くナースの仕事と1日のスケジュール

訪問看護ステーションは滋賀県内に数多く存在します。サービス内容にはそれぞれ特色があり、そこで働くナースの仕事にも訪問看護ステーションごとで違いが見られます。

ここでは全国訪問看護事業協会で紹介している訪問看護の仕事内容と、大手の訪問看護ステーションにおけるナースのスケジュールなどを紹介します。

訪問看護ステーションの仕事内容

生き生きと働く看護師のイメージ

■療養の世話
体の清拭と入浴、食事、排泄の介助とそれに対する指導を行う。

■かかりつけ医の指示に基づいた医療ケア
医師の指示に従ってケアが行われます。

■持病の観察
持病による障害の状態や血圧と体温、脈拍を確認します。

■各医療機器の管理
使用している在宅酸素や人工呼吸器などを管理します。

■ターミナルケア
がん末期の患者や終末期の患者が、自身の家で暮らせるように適切なサポートをします。

■床ずれの予防と処置
介護をしている家族に、床ずれを防止するための工夫と予防方法を教えて手当てをします。

■在宅リハビリテーション
拘縮の予防や機能回復、嚥下機能の訓練などを介助します。

■認知症ケア
認知症から引き起こる事故の防止や、家族からの認知症の相談に乗りアドバイスします。

■家族への介護支援と相談
介護方法の指導や、さまざまな相談に対応します。

■介護予防
低栄養、運動機能の低下を防ぐためのアドバイスを行います。

訪問看護師のスケジュール

大手企業の運営している訪問看護ステーションでは、1日に4~5軒の利用者宅へ訪問しています。

9:00 朝礼と点検
前日の報告や連絡が伝えられ、天候や移動中での注意事項を確認を行います。
持ち物としては、血圧計・聴診器・電子体温計・介護用手袋・手指消毒用アルコール・携帯用ウエットティッシュ・ペンライト・ドレーンペアン・パルスオキシメーター・メジャー・ノギス・ディスポーザブルエプロン・はさみ・訪問看護記録用紙・携帯電話などを点検する。
9:15 出発
地域によっては自動車や公共交通機関を使いますが、移動は約15分でほぼ3km以内ですので基本的には電動自転車で訪問します。
9:30~10:30 1軒目の訪問先
訪問は60分単位で行われます。
患者の病状に合わせてバイタルチェックと清拭、褥瘡処置、カテーテルの交換や消毒、口腔ケアなどが行われます。
10:45~11:45 2軒目の訪問先
12:00~13:00 昼休み
訪問看護ステーションに戻って休憩します。
13:15~14:15 3軒目の訪問先
14:30~15:30 4軒目の訪問先
15:45~16:45 5軒目の訪問先
17:00 訪問看護ステーションに帰社
訪問記録に、その日実施した看護の内容と患者の状態をまとめ記入します。
18:00 退社
――このように訪問看護ステーションの仕事内容とスケジュールを確認しますと、非常に規則正しい勤務体制であることが伺え、ナースにとっても勤めやすい職場と言えます。
今後、訪問看護の需要は、ますます高まっていくと予想されていますのでこれから転職を考えいているナースにはオススメの職場です。