訪問看護認定看護師

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訪問看護認定看護師の需要が高まっている理由や、その仕事内容と目的、資格についての情報をまとめています。

在宅看護の要として期待される訪問看護認定看護師

在宅医療のイメージ写真在宅医療は病院に通えない高齢者のケアなどを行うことで、少子高齢化社会が進行している現代の日本では、最も求められている医療に数えられています。
今後も在宅医療の必要性は、ますます高まることは容易に予想でき訪問看護のニーズは今後もさらに増え続けていくでしょう。

例えば、病院まで車で片道1時間以上もかかるような場所に住んでいた場合、自動車の運転できない高齢者が病院に行くためには、たいへんな労力と交通費が必要になってしまいます。
タクシーを使えば毎回高額な費用がかかるでしょうし電車やバスは乗り換えが必要であったり徒歩の時間が長かったりと体力の落ちている高齢者には、かなりの負担ではないでしょうか。
病気を治すための通院のはずが、病院の往復だけで疲れ果ててしまっては元も子もありません。

しかし、実際にはこのような問題を抱えている高齢者と地域は、全国に複数存在しています。
特に地方では、このような医療格差は最重要課題。遠隔地治療などを用い、直接、医師が患者と会わなくても医療を行えるシステムが確立されつつあります。
その時にも、実際にケアをする訪問看護師とその指導を行える医師は必ず必要になります。

支援する家族のイメージ写真このような背景を受け、在宅医療の重要性から誕生したのが訪問看護認定看護師です。

設置されたのは2006年とまだまだ歴史も浅く、全国の看護師の中でもほんの一握りの存在であるなどこの先も人員確保や人材育成が必要です。

訪問看護認定看護師の主な仕事は病床数によって余儀なく在宅看護をされている人や、住み慣れた我が家で過ごしたいという患者のニーズに応え、できるだけ病院と同等の医療を在宅で提供すること。
また、訪問看護を行う看護師の指導や相談に乗るのも非常に大切な任務のひとつです。
そのため、資格を取得した者がこの職についた場合には責任のある立場を任される場合も多いです。
訪問看護認定看護師の実務研修内容基準については、次のようになっています。

  • 在宅ケアの看護実績があること(通算3年以上)
  • 医療処置を必要とする患者の訪問看護の実績があること(5例以上)
  • 現在、在宅ケアについていることが望ましい。

訪問看護は今後もかなり発展が見込まれますので、認定看護師を目指すならオススメの分野。
訪問看護ステーションを設立し、看護師を派遣している会社も増え続けています。
訪問看護認定看護師は、そこでリーダー的な役割を果たせるなど給与や立場も高いレベルが期待できるのも魅力です。